兄ぃと呼ばれて

~セカンド・シーズン

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調教を依頼された片塒のオオタカ、エガケに止まる時のスピードは相変わらず!

13日から本格的に調教を始めた片塒のオオタカですが、若鷹と異なり色々と癖がついているのか、思うようにはいきません。

ただ、飛び、木に止まる時の競り上がり、木に止まる位置、呼んだ時の戻りの反応は「ピカ一」で、申し分がないほどに優れたものがあります。
特に、反対側の斜面の木に止まる時は、木の近くまで行くとどんどんと競り上がり、止まる高さは木の天辺付近、高さ20m以上のことも度々あり、このことだけを見るならばまさに1級品といえるかも・・・。
日を追う毎に、木に止まる高さが高くなっているようにも見えます。

しかし、木から飛んでくるときの高さは滑空で下りたかと思うとエガケと同じ高さで飛んできて、おまけに10mほど手前まで飛んで来ても、どんどんと羽ばたき更にスピードをつける始末。
このため、スピードが余ってエガケに止まっても前のめりにずっこけてしまうか、止まり切れなくてまた前に飛んでいく始末。
ただ、前に飛んで行ったときには3mほど飛んだ後に、Uターンしてエガケに戻ってきます。
エガケに止まる時の衝撃は「ドォ~ン」という感じ。

決して低い肉色で飛ばしている訳でもないのに、どうしてガツいて飛んできてスピードを殺せないのか?

初期調教で、架から呼んでいた時は、スピードをつけてエガケに止まっても、架に戻すときの飛び方は普通に競り上がりスピードを殺して止まっていました。

あまりにも木の高いところに止まるため、まだ滑空の調子が掴めていないのかもしれませんので、今後は木の近くに行き低い位置に止まらせて呼んでみようかとも考えています。

しかし、インプリントのオオタカといえども1年間も放っておくと、色々と癖が固まってきます。

このオオタカですが、手に据えた時には必ず羽を「ハの字」に開くため、居住まいを正そうとして羽を閉じようとすると、初めのころは足を出して嫌がりましたが、今ではようやく足を出さなくなりました。
ただ、据えて歩き始めると自然に羽を閉じて「ピタッ」としますので、あえて無理に居住まいを正す必要もないのですが。

また、据え回しで「胸を触る」、「足を触る」ことは、「夜据え」で十分に馴らしましたので、今では昼でも胸や足を触っても足を出すという心配は全くありません。

こう考えると、後はエガケに止まる時にスピードを殺してスムーズに、できれば「フワァ~」と止まってくれれば及第点なんですが・・・。

しかし、私の顔を見れば必ず「ピイ~、ピイ~、ピイ~」と大きな声で鳴きますので、住宅地では近所迷惑で苦情が来るのではないかと中々神経を使います。
ただ、当初は四六時中ないでいましたが、今では私と顔を合わせない限りは鳴くことが少なくなってきましたが・・・。

あと何日でお客様に引き渡すことができるのか・・・?

片塒のオオタカの調教を依頼され、今日からフリーフライトへ!

10月下旬に猛禽屋の藤田店長から、「オオタカの調教をやってみないか?」との話があり、時間もあることからこの話を引き受けました。

話を聞くと、「昨年オオタカを買ったお客さんからオオタカの調教を頼まれている」とのことでしたが、昨年オオタカを買ったお客さんが、調教が出来ないとのことだったので、調教依頼が来たとのこと。

さっそく10月下旬に、家に連れては来たものの11月3日に八街市でのイベントが、そして11月11日には佐倉市のイベントがあったため、わずか4日間の調教を行い一旦猛禽屋にオオタカを返しました。
この4日間は主に「夜据え」を中心に行い、4日目の昼には20mの距離を「呼渡り」で飛ばすまでになりました。

年内の私が担当するイベントが終了した5日前の13日に、再びオオタカを我が家に連れてきて2日間の「夜据え」、一昨日は20mの「呼渡り」、昨日は40mの「呼渡り」を行いました。

そして今日、仲間の一人が我が家にきて、「オオタカの調子を見てほしい」とのことだったので午前中に仲間の人のオオタカを飛ばし、いろいろアドバイスをしたところですが、私の指導でどんどんと飛翔が良くなり仲間の方も喜んでいました。

その後、私が預かって調教している片塒のオオタカのフリーフライトをすることになり・・・。

昨日までは高さ50センチほどの架に止まらせて「呼渡り」をしていましたが反応はいたって良好。
このため、今日のフリーフライトはどうかと一抹の不安もありましたが・・・。
調教を依頼された片塒のオオタカ

まず、素直に木の枝に止まることができるかどうか心配していましたが、この心配はすぐに解消されました。
最初は低い木の枝をめがけて投げたものの、オオタカはどこに止まっていいのか迷いながらも高さ5mほどの高い枝に止まりました。

初めて高い木の枝の止まったオオタカは、高い位置からの視野が広がったこともあり、初めの2~3分は辺りを見回していましたが、私が根気よく呼んだこともあり、その後すぐに手に飛んできました。
その後は同じような展開で、杉の木に止まったり、樫の木の中に飛んで行ったりしましたが、呼べば幾分時間はかかるものの反応よく飛んできました。

全体で15本ほど飛ばしましたが、まだエガケに止まる時のブレーキが全くかかりません。
初めてのフリーフライトですからこれは予想通りの結果。

これからは距離を伸ばして呼べば、エガケに止まる時に尾羽や風切り羽を使ってスピードを殺して止まることを覚えますので、今後は飛ばし込みを続けていこうと思います。
また、確実にエガケに着けば、ピースミートのような小さな餌でも反応よくエガケに飛んで来るようになると思われます。

今日を含めてこれまでは幾分肉色は高めでしたから、今後は今日よりも幾分肉色を下げて「渡り」をしようと思っています。

すでに「鷹狩り」シーズンに入っていますが、この塒鷹の調教を終わらせないと狩りには出られません。
この塒鷹の鷹主さんも首を長くして待っているかもしれませんから・・・。

しかし、幼鳥(若鷹)に比べると、塒鷹は既に1年以上が経過していますから色々と癖がついていて調教が面倒な部分がありますねぇ~。

ハリスホークの宙ちゃん、4週間の「詰め」を行うも思うように肉色が下がらず。しかし、イベントでは良い飛翔を見せてくれて!

一昨日の11月3日、千葉県の八街市で行われた「沖の祭り」での「フライトショー」に仲間の鷹匠と4名で行って参りました。

このイベントのために10月5日から「詰め」を開始したオオタカ・佐助とハリスホーク・宙ちゃんでしたが、オオタカは990gの「据下」も2週間ほどの詰めでフリーフライトをすることができ、その後も順調に肉色を下げることが出来ました。

しかし、ハリスホークは1090gの据下をベスト体重の630gまで下げなければならず、4週間の「詰め」をしたにも関わらず、イベント前日でも665gと肉色がまだ幾分高め。

この間、昼の据え回しをして、飛ぼうとしてバタつくことによりエネルギーの消耗を図ったものの効果は薄め。
やっぱり飛翔をさせないと効果が出ないと思い、前日の午後には11mの細いロープを持っていつもの河川に行き、堤防の中ほどから橋の高欄(手すり)をめがけて飛ばしました。
飛ばす位置から高欄までの距離は約10m、高さは3m50cmほど。これを上流側、下流側からと合計で20本ほど行いました。

この効果があってか、一昨日の朝の出発前には655gまで下がっていました。

そして一昨日のイベント本番では相方をベテランの笹川鷹匠にお願いしたこともあり、フライト全体で反応が良く、距離を取っての「振替え3往復」、「5名の鷹匠体験」、「渡り2本」、「輪くぐり2本」、ルアーを用いての「鷹狩り体験2本」と、すべてのプログラムが順調に進み、イベントは滞りなく終了しました。

また、嶋田鷹匠や河合鷹匠にもタイミング良くアシストをして頂いたことも順調に進んだ要因でした。

当初の予定では、持ち時間が約1時間のイベントということでしたが、鷹狩りの歴史や鷹狩りについての説明、そしてハリスホークの宙ちゃんを使っての実演で、終わってみれば約50分間の実演となり、どうにか面目を保つことが出来ました。
イベントに参加した宙ちゃん

第2部のオオタカの披露では、笹川鷹匠がシロオオタカを据えて参加したものの、あまりにも天候に恵まれて、気温が22度と夏日に近い暑さ。
着物の衣装を着ていた私達も暑かったが、シロオオタカにしてみれば高温とふり注ぐ直射日光とでバテてしまい、その後の「鷹匠行列」には我々3名がそれぞれノーマルオオタカを据えての参加となりました。

鷹のフライト実演が順調に進み、その内容も良かったことで、実行委員長からはお褒めとお礼の言葉を頂きました。

それにしても、この八街市の「沖の祭り」、実にすごい祭りです。
この祭りは、徳川家康が東金へ鷹狩りに出かけた時に八街市を通ったことから、この家康が通った道を「御成街道」として保存していることに由来します。
そしてイベンドの最大の呼び物は、「御成街道鉄砲隊」による火縄銃の発砲演武(実演)です。

開会式の後にもセレモニーとして発砲されましたが、普通の火縄銃でも相当の轟音がしますが、午後1時からの発砲演武では大砲による演武があります。

私たち4名も着替えを済ませてその演武を見ましたが、普通の火縄銃でも大きいものでは相当の音がしますが、この大砲に至っては、いや~、そのすごさ、轟音の迫力にはびっくりしました。
大砲の発砲は2発。
簡単に言えば、打ち上げ花火の尺玉が目の前で爆発したのでは・・・、と思われるほどの大迫力、轟音です。
発砲後には、麻袋でできた土嚢に発砲の反発力で大砲が深く食い込み、なかなか土嚢から抜くことができないほど。

あらかじめ放送案内があり、子供たちや大人の人でも耳を塞いで見る始末。

この大砲は玉が5キロ先まで飛ぶとのこと。また、その轟音も3~4キロメートル先まで聞こえるとのこと。
会場となっている小学校の窓ガラスが割れるのではないかと思ったほどです。

大坂夏の陣では徳川軍が大阪城にこの大砲を打ち込んだ時、この轟音を聞いた豊臣秀頼と淀君が戦意を喪失したとか。
また戊辰戦争でも政府軍がこの大砲を使用したため、会津の鶴ヶ城を早く制圧できたとか。

まあ、いろいろ言われておりますが、とにかくこの「御成街道鉄砲隊」の火縄銃による演武は「必見の価値あり」ではないでしょうか。

2週間の「詰め」を終えて、昨日からフリーフライトを!

オオタカ・佐助は10月6日から詰めに入り、ちょうど2週間の「詰め」を行い、昨日からフリーフライトに移行しました。

ここ数日間は雨の日が多く、昨日は晴れ間を利用してのフリーフライトでした。

それまでは、肉色も大分下がってきた11日目頃から、夜の「据え回し」を2日間、そして一昨日は幾分小雨が降って中、合羽を着て昼の「据え回し」をしたところです。

昨シーズンに幼鳥だった佐助を十分に調教していたこともあり、今回は夜の「据え回し」や昼の「据え回し」でも特段に心配することもなく、落ち着いて手に乗って全く私を気にすることもなく、只々景色を見ながらも獲物がいないかと対面の斜面を凝視するのみでした。

時折何かの気配を感じるらしく、林の方面に向かって小首を切りバタつきをすること数回。
それ以外は全く「素直な感じ」といったところでした。そして河川の堤防を歩き出すと、水の流れを見た佐助の態度はガラリと変わり、体がギュッと引き締まり、目は爛々と輝き、佐助は既に「狩りモード」に突入した様子。

そんなこともあり、昨日にフリーフライトを行いました。
肉色も十分に下がり、据下(体重)はマックスで995gだったものが720gまで下がり、指での「肉色あて」でも肉色の下がり具合は十分といったところです。

最初に10mほどの距離で木に投げた後は、距離を30mに延ばして5本ほど飛ばしたものの、筋力が落ちていて十分な飛び方とは言えません。
その後、場所を変えて50mほどに距離を伸ばして飛ばしたものの、やはり飛び方は今一つ。

とにかく、向こう側の斜面に向かって投げても、最初にフワフワと泳いだように上空に向かって飛び、その後水平飛行で飛んで木の枝に止まる始末。

まだまだ競り上がって木に止まるような飛び方ではありません。
飛び方の理想としては、投げた後に最初は低く真っすぐに、そして止まる木に近づいたときに競り上がって枝に止まる、といった飛び方が理想なのですが・・・。

まだ昨日「塒出」を迎えて初めてフライトをしたばかり。これからフリーフライトを重ねていくことで、筋力アップをすれば従来の飛び方になってくるのではないでしょうか。
ただ、「インプリント物」の佐助には、所詮「網懸」の疾風のような飛び方は望めませんし、望んでも出来ないと思いますが・・・。

明日、明後日が台風接近で大雨の予想。次のフリーフライトは早くても24日になりそうです。

ハリスホークの宙ちゃんは昨日、オオタカ・佐助は今日から「詰め」に入り!

これまでは塒入りのため、毎日餌を与えていたハリスホークの宙ちゃんとオオタカの佐助ですが、それぞれ昨日、今日と絶食の「詰め」に入りました。

ハリスホークは5月末に塒入りをして丸4か月を過ぎたのでほぼ問題はなし。
オオタカ・佐助は6月末まで飛ばしていたため丸3か月を経過したところですが、換羽も順調に進み、今日から「詰め」に入ったところです。

昨年の例ではハリスホークは、約4週間の詰めを必要としたため、今年もほぼ同じ期間が必要となるのではないかと思っています。
それに比べてオオタカの佐助は、今年が初めての「詰め」となるため、どれほどの期間が必要になるのか全く分かりません。

ハリスホークは毎日ガツガツと餌を食べていたため、フル体重が1100gにまで増加。このため600gまで落とす必要があったことから長期間の「詰め」を要しましたが、オオタカの佐助はフル体重で995gと、1kg未満だったことを思うと「詰め」の期間はそれほど必要ないのではないかと思います。
また、網懸と異なりインプリントではそれほど神経質になる必要もないのではないでしょうか。
要は、オオタカは神経質ではあるものの据え前の調教が順調であれば単純な性格のため、それほど詰めなくても腹が空いていれば飛んできますから・・・。

また、昨シーズン飛ばしていた時の体重が800~830gと肉色が高めでも反応よく飛んできたことを思うと、「詰め」の期間は2週間ほどではないかと思っています。
ただ、今回は最初から自宅での「詰め」となるため、比較的ぎっちりと詰めようかとも考えています。

いずれにしても「詰め」の期間中は、餌は全く与えずに5日目頃から水だけを与えて様子を見ながら「据え回し」をします。こうすることで鷹の日々の反応を見ながら指で「肉色あて」を行い、「詰め」の期間を見極めていきたいと思っています。
据えが効いてくると、エガケの上はもちろんですが架の上でも「肉色あて」をできるようになりますから・・・。

これまでは毎日私から餌をもらっていましたから、おそらく1週間を経過する頃から私の姿を見るたびにオオタカ・佐助の態度に飢餓の状況が表れてくるのではないでしょうか。

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