兄ぃと呼ばれて

~セカンド・シーズン

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ハリスホークの宙ちゃんは昨日、オオタカ・佐助は今日から「詰め」に入り!

これまでは塒入りのため、毎日餌を与えていたハリスホークの宙ちゃんとオオタカの佐助ですが、それぞれ昨日、今日と絶食の「詰め」に入りました。

ハリスホークは5月末に塒入りをして丸4か月を過ぎたのでほぼ問題はなし。
オオタカ・佐助は6月末まで飛ばしていたため丸3か月を経過したところですが、換羽も順調に進み、今日から「詰め」に入ったところです。

昨年の例ではハリスホークは、約4週間の詰めを必要としたため、今年もほぼ同じ期間が必要となるのではないかと思っています。
それに比べてオオタカの佐助は、今年が初めての「詰め」となるため、どれほどの期間が必要になるのか全く分かりません。

ハリスホークは毎日ガツガツと餌を食べていたため、フル体重が1100gにまで増加。このため600gまで落とす必要があったことから長期間の「詰め」を要しましたが、オオタカの佐助はフル体重で995gと、1kg未満だったことを思うと「詰め」の期間はそれほど必要ないのではないかと思います。
また、網懸と異なりインプリントではそれほど神経質になる必要もないのではないでしょうか。
要は、オオタカは神経質ではあるものの据え前の調教が順調であれば単純な性格のため、それほど詰めなくても腹が空いていれば飛んできますから・・・。

また、昨シーズン飛ばしていた時の体重が800~830gと肉色が高めでも反応よく飛んできたことを思うと、「詰め」の期間は2週間ほどではないかと思っています。
ただ、今回は最初から自宅での「詰め」となるため、比較的ぎっちりと詰めようかとも考えています。

いずれにしても「詰め」の期間中は、餌は全く与えずに5日目頃から水だけを与えて様子を見ながら「据え回し」をします。こうすることで鷹の日々の反応を見ながら指で「肉色あて」を行い、「詰め」の期間を見極めていきたいと思っています。
据えが効いてくると、エガケの上はもちろんですが架の上でも「肉色あて」をできるようになりますから・・・。

これまでは毎日私から餌をもらっていましたから、おそらく1週間を経過する頃から私の姿を見るたびにオオタカ・佐助の態度に飢餓の状況が表れてくるのではないでしょうか。

美しく片塒羽に変身した佐助!

7月から塒入りしたオオタカ・佐助ですが、その後順調に換羽が進み2か月後の8月末にはほぼ90%程が完了していました。

その後も数枚残っていた次列風切り羽や羽毛が順調に生え変わり3か月後の今では殆んどの換羽が完了して美しい塒鷹となりました。
片塒羽の佐助

これからは、いつ頃から「詰め」に入るかということになりますが、あまり早く飛ばし始めてもせっかくの新しい羽が痛んでしまうのではないかとの懸念もあり、また11月に入るとイベントもあろうかと思いますのでそのことを考慮すると10月下旬頃から飛ばし始めるのが良いのではないかと思われます。

昨シーズンのことを考えると、佐助がインプリントであることを思えばあまりガッチリと限界まで詰める必要もないのではないかと考えています。

塒入り中の今はフル体重で990~1,000gであり、昨年のフライトウエイトが800~830gであることを考慮して換算すると、「詰め」の期間は2週間ほどあれば十分ではないかと考えています。

このことから逆算すると10月10日前後に「詰め」を開始してもイベントを含めて「鷹狩り」の準備には十分間に合うのではないでしょうか。
おそらく「詰め」を開始して1週間もすればその効果が佐助の態度に表れて、私の姿を見ては餌を求めて激しくバタつくようになると思われます。

まあ、いずれにしても佐助の反応を見ながら「詰め」の期間を調整しようと考えています。

塒入り後、正味2か月で換羽の90%以上が完了か?

昨日でオオタカ・佐助が塒入りしてちょうど2か月が過ぎました。

7月上旬に換羽が始まり、その後も順調に換羽が進み昨日で8月も終わり、ちょうど塒入りから2か月が終了したところです。

これまでの換羽の状況を分析してみると、尾羽は既に古い羽は全部抜け落ちて新しい羽が生えてきています。6本は完全に伸び切っていますが残りの6本の羽が現在も伸びてきており、一番短い羽ではまだ5cmほど伸びた程度です。

風切り羽に関しては、初列はすべて抜け落ちて完了しているものの、次列および3列の風切り羽にはまだ片側当たり4枚ほど古い羽が残っています。
胸の羽毛に関してはほぼ新しい羽毛に向け変わっており、足のすね毛も完了しています。

この調子でいけば、9月末までには今残っているすべての風切り羽が抜け切るのではないかと思われます。
こうして計算してみると9月一杯餌を与え、状況によっては10月の初め又は遅くとも初旬には「詰め」を開始することが出来るのではないかと思われます。

先のオオタカ・疾風は個体が小さいながらも最大で2週間の「詰め」を要したところですが、今回の佐助は疾風よりは一回り体が大きいことから最低でも2週間以上の詰めが必要と思われますが、疾風は網懸け、佐助はインプリントということを考えれば、佐助はそれほどぎりぎり一杯まで詰める必要がないようにも感じられます。
換羽がほぼ完了の佐助

以前に藤田店長から聞いたことがありますが、「網懸けのオオタカは自分で餌を獲り生きていかなければならないため塒の換羽に時間がかかるものの、インプリントは生まれた時から人間に餌をもらっているため餌の捕獲の心配がなく、このため塒の期間が網懸けよりは当然短くなる」とのことでした。

この調子でいけば、当初の予定では10月下旬に詰めを開始して11月上旬にフライトをと考えていましたが、今では10月初旬に詰めを開始して10月中旬にはフライトが出来るのではないかと思えてなりません。

佐助は塒入りを押えて6月一杯まで飛ばしていたこともありますが、インプリントでは正味3か月で塒が完了するようです。

今は毎日ウズラ1羽の餌を与えても全部食べ切ることはなく、3分の1か4分の1は餌を残して下に落としてしまいます。

こんなこともあり、昨日からは餌を減らしてウズラ半身づつを与えていますが、いずれにしても状況を見てウズラの量を加減していこうと思っています。

近くの河川に居付きの白鳥が飛来して!

今はオオタカ・佐助が塒中のために据えて散歩することが出来ないため、健康増進も兼ねて晴れた日の夕方涼しい時間帯に近くの河川まで散歩をしています。

数日前にその河川に行くと、橋の袂の水深の深い所に2羽の白鳥が泳いでいて岸辺の草を啄ばんでいました。
この河川には数年前から飛来していますが、今年は見る機会が多く、3~4回に一回は白鳥を見かけています。

白鳥は本来渡り鳥であり、冬場には遠いシベリア方面から比較的暖かい日本に飛来して冬季を過ごし、また暖かくなった春先にシベリアに帰っていくのが一般的な行動です。
近くの牛久沼や菅生沼にも冬に飛来してくる白鳥がいて、春先には遠いシベリアに帰っていく白鳥がいるとのことです。

しかし、中にはシベリアに帰らずにそのままこの牛久沼に居付き、通年この地で過ごす白鳥が牛久沼全体で30羽ほどいるそうです。
その中の一番い(2羽)が数日前にもこの河川に飛来してきました。

この河川の下流側に行くと毎年この地に居付いた白鳥が産卵、子育てをしている様子を見学することが出来、1か月ほど前には今年生まれた5羽の幼鳥(ヒナ)が親鳥と一緒に土手に上がって草を啄ばんでいるのを見ることが出来ました。

ただ、地元の人に聞くと、居付きの白鳥には縄張りがあるらしく、子育てが終わると親鳥は子供を自分の縄張りから追い出して、来年また新たに産卵、育雛を始めるのだそうです。

このことから、先日来近くの河川で見かける番(つがい)の白鳥もこの親から独り立ちして、新たに番を組んだ白鳥ではないかと思われます。
居付きの2羽の白鳥

こうした居付きの白鳥はもう飛ぶことが出来ないのではないかと思っていましたが、200mほど下流で実際に飛んでいるところを見た時はその迫力にびっくりしました。

その飛び方はというと、最初に大きく羽ばたいたかと思うと、羽ばたきながら水上を走りだし、助走をつけてスピードが出てから上空に舞い上がり飛翔するという飛び方、また水に下りる時は羽を広げて滑空をしながら羽と足でブレーキをかけてスピードが落ちたら羽をたたみ水上に浮かぶといった方法です。
また、飛び始めの羽ばたきでは「ドドドー」と大きな羽音がするため、近くで飛ぶ時の様子を見ているとその迫力には圧倒されてしまいます。

このように毎年、居付きの白鳥がどんどんと増えると、10年後には牛久沼全体で100羽ほどになり、湖畔のどこそこで誰でもが白鳥を見ることが出来るのではないでしょうか。

白鳥の横でカルガモが泳いでいるのを見ると、その大きさの比はカルガモとコガモの比よりもさらに大きいように感じます。

この白鳥も冬場にはこの河川のこの場所には姿を見せなくなりますから、冬場には牛久沼で過ごしているのではないかと思われます。

塒も進み、胸の羽毛の横符が段々はっきりと!

オオタカ・佐助が塒入りしてから概ね1か月半。

全体の換羽が順調に進んでいるものの、とりわけ羽毛の換羽が早く進み、今では若鷹独特の時の茶色い縦縞模様は殆んど見えなくなり、塒鷹の特徴である横縞の模様がはっきりとしてきました。

ただ胸の模様を見てみると横符の模様が大きいため、白い部分が少なくてあまり良い見栄えとは言えません。
まあ、ヨーロッパ系、特にフイニッシュ系のオオタカでは胸の茶色い横符が大きいのが特徴ではないでしょうか。

以前のオオタカ・疾風はウズベキスタン産でアジア系のため、黒っぽい横符が細く胸全体は真っ白のように見えましたから、それと比べると見劣りがするのもやむを得ないのかなあと思っています。
何となくがっかりで・・・。
塒中の佐助

尾羽も今では8本抜けてきており、初列風切り羽もあと2本ほど残っている状況で、当初思っていたよりも換羽が早く順調に進んでいるものと考えています。

この調子では10月一杯で塒が終わるのではと思いますので11月初めからフライトが出来るのではないかと考えます。
ただ、これからまだ残暑も厳しくなりますので暑さに対しては十分に注意が必要ではないでしょうか。

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