兄ぃと呼ばれて

~セカンド・シーズン

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目一杯「詰め」をするも、オオタカで480g、ハリスホークで590gが限界か?

初めて体重計を作ったので、オオタカ・疾風、ハリスホーク・宙の限界体重を測定して見ることに・・・。

最近では日中の気温も25度以上で夜も18度前後と気温が高いため、1日おきに飛ばしていても肉色が中々下がりません。それどころか、ややもすれば餌の量によっては肉色が幾分上がり気味でさえあることから、時には2日おきに飛ばすこともあります。

飛ばす時間は、日中は気温が高くて飛ばせないため、今は概ね午後4時過ぎから飛ばしていますが、2羽を飛ばすとなるとそれなりの体力も必要なため、最近は手抜きをしてオオタカだけを飛ばすこともあります。

1回に飛ばす餌の量は通常は「持ち餌」としてウズラ半分にしていますが、時には1羽分を与えることもあります。いずれにしても肉色を読みながら餌の量を加減するようにはしていますが・・・。

餌はオオタカ、ハリスホークとも全てピースミートでエガケの上で与えていますが、餌がウズラ半分の時は半身のうち4分の3がピースミート、残りの4分の1は家に帰ってきて架(ホコ)に繋いでから与えています。

このため、オオタカ、ハリスホーク共に架に繋ぐと残りの餌を貰えることを認知しているため、必ず私に餌のおねだりをするのが習慣になっています。
餌をおねだりする時は、オオタカは鳴くことはなく私がリードをホコに繋いでいる間もエガケに乗ったりホコに移ったりと落ち着かなくなり、体で餌の催促の表現をしますが、ハリスホークの場合はホコの上で「グゥー、グゥー」と小さく鼻で鳴くような甘えた声を出しておねだりをします。

このように2羽の鷹の餌の催促方法にもそれぞれ違いはありますが、催促される「据え前」から見ればその仕草一つ一つに中々可愛いものがあります。

こうして鷹の飛ばし込みをしながらも体重を徐々に下げて、また一旦上げてと・・・、最終的にどの程度まで下げられるかを、私なりにぎりぎりの極限まで詰めて見ました。
これまでは指による「肉色当て」でしか体調を見ていませんでしたが、以前に猛禽屋で落鳥寸前の「ヘロヘロの状態」で体重計による測定をしたことがありますが、その時のオオタカの体重が480gでした。また、ハリスホークでは540gでしたのでこれらの数値が一応の目安として私の頭の中にありましたが・・・。

毎日、肉色の状況を見ながら体重計で量り、肉色の落ち具合と体重の落ち具合との比較をしながらの日々でしたが、何しろ冬場と違いこの暑い時期ですから体重が日に10gも下がりません。
もっとも、オオタカ、ハリスホークとも兄鷹(しよう・オス)ですからだと思いますが・・・。

こうしてオオタカの肉色が目一杯下がりきった状態でようやく以前の落鳥寸前の肉色に・・・。
この時の体重はやはり480グラムほどで、指で竜骨を触ってみるとまるでマサカリや斧、あるいはナタの刃のように鋭利で今にも胸の皮膚を突き破って外に出てきそうな状況です。

具体的に言えば、私達が仏様にお参りする時に両手を合わせてお参りをしますが、この両手を合わせた時の「指先から手の甲」までの勾配のような感じです。如何に胸肉が落ちて竜骨だけになっているかがお解りになって頂けるかと思います。角度で言えば、三角定規の30度どころではなく15度程の鋭利な角度のように感じられます。
また、このような状況では餌を食べた、食べないで、肉色の上がり下がりの状況が指先での「肉色当て」でより、日々はっきりと分かります。

こうして肉色が下がりきった状態で「ゴールデンバット向山」さんとオオタカ・疾風の「振り替え」をしてみることに・・・。
飛べるかどうか分かりませんでしたが、餌を見せて「ホゴシ」をしてみるとその羽ばたきにはまだ勢いが見られたのでたぶん大丈夫だと・・・。

早速、猛禽屋下の畦道で30mほど離れて「振り替え」をしてみましたが、反応良くスイスイと向山さんのエガケへ・・・。
こうして15往復ほど「振り替え」しましたが、肉色が低すぎることもあり羽ばたき、滑空ともに、飛び方にはこれまでと違い幾分スピード感と勢いがありませんでした。

なお、当日の餌は「振り替え」に使った分だけを与えて、餌が素膿から胃に下りるのをホコに止めて1時間程待って家に帰りましたが、幸いに車の中で餌を吐くこともありませんでした。
このように肉色が極端に落ちて体力が弱っている時は、一度に沢山の餌を与えると消化不良を起こして餌を吐く場合があります。こうなると返って体力を消耗しますので注意が必要ではないでしょうか。

こうしてみると、オオタカで480グラム、ハリスホークで590グラムが飛べるための限界体重ではないかと思われます。
オオタカ・疾風とハリスホーク・宙

今回体重計を作ったためにこのようなこと(限界まで肉色を落とす)をしてみましたが、このようなことは鷹にとって良い事は一つもありません。
今回、私が勉強のために行ったことですが、このようなことはもう今回限りで終わりにします。

ただ、このようなことが出来たのも「鷹と据え前」との絶対的な信頼関係がないと出来ませんが、オオタカ、ハリスホークともこれだけ詰めても全く「餌鳴き」をすることはありませんでした。
ただ、オオタカ・疾風に限っては、私が駐車場へ行ったときや車で買い物から戻ってきた時、いわゆる私の顔を見た時に2~3回程鳴きしましたが、私の姿が見えなくなると全く鳴きませんでした。

さて、オオタカの「塒入り」までは11月15日からの「鷹狩り」を考慮するとあと10日間ほど。それまでは夕方の涼しくなってからフライトを楽しみたいと思っています。

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