兄ぃと呼ばれて

~セカンド・シーズン

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ハリスホークの宙ちゃん、「詰め」から15日経過も体重は28%の減、あと1週間は継続を!

7月初旬に入り「塒入り」したハリスホークの宙ちゃん。
その後、猛禽屋に預けて従業員の「トマリン石川君」に餌やりをお願いしてきましたが、台風18号が去ってからは幾分涼しい日もあり、これまで暑くて出来なかった散歩も出来る季節となってきました。
ただ妻と2人で歩いていても何となく手が寂しいのでやはり宙ちゃんを伴って散歩をしようと言うことで9月8日から「詰め」を開始しました。
ただ、オオタカが現在換羽の進行中であるのと同様に、ハリスホークも換羽の真っ最中で尾羽もまだ生えたての短いものも幾分混じった状態です。

それまでは毎日ウズラを2羽食べさせていましたから体には十分過ぎる位に肉が着き、いわゆる丸肉色(フル体重)の状態でした。
体重計で据下(体重)を量ってみると998グラムから1,008グラムを行ったり来たり。約1キログラムと言ったところでした。
この体重だけで判断すると、この宙ちゃんはオスなのか、メスなのか、やっぱり悩むところではないでしょうか。

詰めを開始して1週間で据え下は840グラム、15日経過して昨日は720グラムと言ったところでした。
最低の限界体重が580グラムのため、フル体重と比較すると42%の減となりますが、今の体重ではまだまだといったところです。

今までの日々の気温等、気候を考慮するとあと5日ほどの日数を要することと思われます。
通算では20日間(約3週間)の「詰め」を行うこととなりますが、宙ちゃんにはもう少し頑張ってもらおうと思っています。

「詰め」とは、餌を与えない(絶食)で体重を減らすことですが、この方法には毎日餌の量を減らして徐々に体重を落とす方法と、通称「空詰め」と称して全く餌を全く与えずにやり過ごす方法とがあります。
どちらの方法が良いか悪いかは議論のあるところですが、私の場合は、オオタカ、ハリスホーク共に完全に餌を抜く「空詰め」を行っています。
ただ、この「空詰め」で注意しなければならないことは、餌は完全に抜きますが「水やり」を欠かすことがないよう注意が必要ではないでしょうか。

鷹を飼う人はそれぞれに家庭の事情が異なり、鷹小屋を持っている人は「小屋飼い」、マンション等でのボウパーチによる「室内飼い」、そして私のような庭先での外架による「ホコ飼い」等があると思いますが、「小屋飼い」や「室内飼い」では「水屋」を設ける等で水やりは解消されるため水の心配はありませんが、外での「ホコ飼い」では鷹が自身で水を飲むことが出来ないため、定期的に水を飲ませてやる必要があります。
私も今回のハリスホークの「詰め」では、これまでに4回程「水やり」だけのために猛禽屋通いをしましたが、ハリスホークはオオタカに比較して結構水を飲むような気がしますが。

一般的には「鷹は餌から水分を取るため水やりは必要ない」と言われますが、私の家では夏場の猛暑が続く日には毎日餌をやっていても水も毎日与えていました。
朝に餌を与えて夕方に水を与える訳ですが、夏場には結構水を飲みます。
最初の5~6口は嘴で水をすくうようにして飲み、その後は時間をかけながら20口以上飲む(半分は遊び程度のようです)時もありましたが・・・。

水を与えなくても落鳥することはないと思いますが、水を与えるとこのように美味しそうに水を飲むことを思えば、やはり鷹の体が水を欲しがっている証拠でもあり、飲みたい時に飲ませることが出来ればそれに越したことはないのではないでしょうか。
いずれにしても生き物である以上、水は必要であり多い、少ないで量に違いはあるものの水を切らすことは出来ないのではないでしょうか。

ただ、人間でも水分なしで生きられる期間がありますからあまり神経質になることもないようにも思われます。
例えば、災害等で遭難、孤立した場合には一般的に生存期間は3日間と言われていますが、奇跡的に1週間生存していて助かったという方のニュースも聞きました。

また、天台宗総本山の比叡山延暦寺では「千日回峰」という修行の中でも最も厳しい荒行と言われるものがありますが、この荒行とは「9日間お堂に入り食事、水も一切口にせず断食のまま、不眠不休で念仏を唱える」というものです。
近年ではこの荒行を成し遂げた僧侶はまだ2人だけということですが、この「千日回峰」と言う荒行に入る僧侶は、予め生前に自分の葬儀を行ってから「千日回峰」に入るそうです。
それほど厳しい荒行(修行)のため、この「千日回峰」を達成した僧侶には「阿闍梨」(あじゃり)と呼ばれる高僧の称号が与えられるということです。
この荒行は別格としても、人間は水さえあれば10日間は生きていられるとも言われていますから、水が如何に大切かということの表れではないでしょうか。

人間と水との関わりについて少しだけ述べて見ましたが、これから鷹狩りに向けて多くの方が本格的にオオタカの調教を始められることと思います。
しかし、「空詰め」をする場合には水やり(水分補給)に十分注意された方が良いのではないかと思われますが・・・。

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