兄ぃと呼ばれて

~セカンド・シーズン

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「フライトフェスタ2016」ではロシちゃんが良い飛翔を見せてくれました!

3月6日に関宿城前広場で行われた今年の「フライトフェスタ2016」では、白オオタカのロシちゃんが「オオタカのタイムトライアル」に出場して、多くの観客の中で中々良い飛翔を見せてくれました。

前日の天気予報では雨が降ることになっており会場に行くのも憂鬱でしたが、当日の朝の予報では「傘マーク」が取れていたので一安心。
イベントに参加する、しないは現地に行ってから決めることにして、とりあえず白オオタカのロシちゃんとハリスホークの宙ちゃんを車に乗せて一路関宿城へ・・・。

会場には既に多くのブースが張られ沢山の鷹匠や観客の姿があり、毎年恒例となった「フライトフェスタ」が鷹匠にとっての大きなイベントとして、多くのファンに定着してきているように感じられます。
全国の鷹狩り団体からも毎年参加が増えており、ブースも一段と賑わいを見せているようにも感じられました。

会場について早速仲間達に一通りの挨拶を終えた時、藤田店長から白オオタカでタイムトライアルに出てほしいとの話があり、持ち手は韓国からの鷹匠のお客様で「ウーさん」、呼び手は「田村さん」とのこと。

ロシちゃんはようやく低く飛ぶことはできてきたものの、手に止まるにはまだ幾分衝撃があること。加えて、これだけ多くの人前では一度も飛ばしたことが無いため、「必ず手から逸れますよ」と一旦は断ったものの、「大丈夫、好きにやってくれ」と言われ、ようやく参加することになり・・・。

早速、会場の雰囲気に慣れをさせようと思い、ロシちゃんを車の輸送箱から出したところ、広い会場、沢山の車、多くの人の姿を見てバタつくことしきり。
「ハイ、ハイ、ロシちゃん」と声を掛けて落ち着かせようとしたものの、ロシちゃんは興奮してバタつき中々手に乗りません。
ようやく手に乗ったものの口を大きく開けて「ハア、ハア」していたため、暫くは車の陰でロシちゃんが幾分落ち着くまで胸をさすってやり待機することに・・・。

ようやく落ち着きを取り戻したので、ソロソロと会場や人影を見せて車の周りを歩き始めました。
本部前広場には大勢の人が集まっていますが、なるべくバタつかないようにと、「口餌」を付けて散らそうとしましたが、それでもバタつくことしきり・・・。

初めのころはあまり動かないで1個所で据えていると、段々とその場の雰囲気に慣れてきた様子。しかし、「白オオタカ」ということで珍しいため、多くのお客様から写真撮影を依頼されるため、初めのころはその都度バタついていたものの、1時間ほどでようやく会場の雰囲気に慣れていたようにも感じられました。

会場の雰囲気に慣れたころ、広場ではハヤブサのルアーパス、続いてスカイトライアルのイベントが行われており、鷹匠が振る「ルアー」に盛んにバタついて反応するようになり、もうこの頃にはすっかりと会場の雰囲気に慣れ親しんでいました。

その後も会場内の据え回しを行い、ロシちゃんが全く雰囲気に臆することもなくなったので、ようやく「オオタカのタイムトライアル」での不安も頭の中から薄れていきました。

ロシちゃんの出番が近づく中で、予め藤田店長から紹介されていた韓国の鷹匠「ウーさん」に据えて頂き、待つ時の据え方、呼ぶ時の合図、呼んだ時の所作等について予め打ち合わせをしておきました。
この方は韓国人とはいえ、日本語が堪能なため、私としても全く臆することがなく話をすることが出来ました。

さて、いよいよロシちゃんの出番となりました。
司会者の笹川会長より、「今度は白オオタカの出番です」と大きくアナウンスされたため、ギャラリーの目は一斉にロシちゃんにくぎ付け・・・。
予め打ち合わせたとおり、ウーさんにロシちゃんを据えてもらいスタートラインに立って頂きました。
その後私はゴールラインへ・・・。

ゴールラインを超えたところで、「さあ、ロシちゃんを呼ぼうか」と思い、振り向いて合図をして口餌籠に手を当てた瞬間に、まだ呼んでもいないのにロシちゃんが待ち切れずに私を目掛けてスタートを切りました。
すぐに受ける体制でロシちゃんを見ていましたが、ロシちゃんは「低く羽ばたきと滑空」を交えて理想的な飛び方で私の方に飛んできます。
今回はぴたりとエガケに止まってくれたので、私は心の中で「よ~し、良くやったぁ~」とロシちゃんを褒めてやりました。

結果としては3位ということでしたが、私は結果よりもロシちゃんが環境に馴染み多くの人が見ている中で、理想的な飛翔を見せてくれたことが何よりの収穫でした。
フライトが終わった後、すぐに韓国の鷹匠ウーさんが駆け寄ってきてくれて、2人でロシちゃんの成功を祝ってがっちりと握手・・・。

ウーさんにしてみれば日本に来て、よもや白オオタカを据えてイベントに出られるとは思ってもみない「サプライズ」だったため、本人は大喜び。
日本に来た甲斐があったと、とにかく喜んでおられました。
結果的には、藤田店長の計らいでウーさんにとっては「日本で白オオタカを据えてイベントに出られる」という、一生忘れることのできない今回の「フライトフェスタ2016」の参加ではなかったか・・・。

ウーさんからは、私とお近づきになれた感謝の気持ちだとして、ウーさん自身がお作りになった「鈴」を頂きました。なんでも6時間ほどかけて作った自信作の鈴で、使えば使うほど良い音が出るのだとか・・・。

今回は白オオタカのロシちゃんのことばかりに気が入っていたため、ハリスホークの宙ちゃんのエントリーをすっかり忘れてしまい、オオタカの部が終わった後で申し込みに行ったものの、すでに締め切り時間が過ぎてしまいタイムアウト。
ハリスホークのトライアルが始まったころには風も一段と強くなり、制限時間オーバーの失格者が続出。完走した人はごく僅かでした。
このような状況から、仮に宙ちゃんが参加したとしてもタイムオーバーだったかも・・・。

今回は白オオタカのロシちゃんに振り回された形で、1日中イベンドが終わるまでロシちゃんを据えて歩いていたため、家に帰ってきてどっと疲れが出てしまいました。
ただこの疲れも、ロシちゃんが良い飛翔を見せてくれたため、全くと言ってよいほど苦にはならなかったのも事実ですが・・・。

昨年の10月から調教を始めた白オオタカのロシちゃん。
調教の過程で4回(2回は私の不注意で)顔を掴まれましたが、ここにきてようやく本来の「ふれあい」が楽しめるまでになってきました。

もっと早くに「振替え」をやっていればと、つくづく反省する次第で・・・。

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