兄ぃと呼ばれて

~セカンド・シーズン

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オオタカ・佐助がハシブトカラスのペアーと壮絶バトル!

いつもは団地下の農道先の谷津田でオオタカ・佐助を飛ばしていますが、昨日は気温が夏日と暑かったため団地前の道路を渡り芝生畑の先の農林研究所周辺で飛ばしました。

ここは1年中ハシブトカラスが飛んでおり、この研究所周辺で私の知る限りでは通年2ペアーが営巣、テリトリーとしているようです。
しかし、営巣地が研究所敷地内の木の上と思われ、敷地周辺の道路からはどこで営巣しているのかは確認ができません。

毎年ハリスホークを飛ばしているとカラスのペアーが接近してきますが、そのペアーを無視して歩いていくと縄張りから外れたところでカラスは追ってくるのを諦めますが、研究所の反対側では別のペアーが新たに接近してきて縄張りから追い出そうとしてきます。

そして、この時期はカラスの繁殖時期と重なりますから、ハシブトカラスは特に神経質、加えてヒナを守ろうとして狂暴になっており、営巣地の範囲からハリスホークやオオタカに限らず侵入してきた猛禽類を追い出すためにペアーで攻めてきます。

昨日もオオタカ・佐助を研究所周辺で飛ばし始めると早速ハシブトカラスが大きな鳴き声を発しながら接近してきました。
その鳴き声を合図にしたかのように、直ぐにその後ろからもう1羽のカラスが接近してきました。

初めのうちは佐助が止まっている枝のその上の枝に止まって、下の佐助を威嚇しています。
そのうち私が先の方へ歩きながら佐助を呼ぶと、佐助が私の方へ飛んでくる後を追って威嚇してきます。カラスはオオタカ・佐助の後を追って飛んでくるものの、私の10mほど手前で上空に旋回して逃げます。

しかし私がさらに先に進んで歩いていくと、どうやらカラスの営巣地に近づいたようで・・・カラスは激高、怒りは頂点に達したようで頭部の羽を逆毛のように立てて、まるでクマタカが冠羽を立てて怒ったような形相で鳴きわめきます。

これまではカラスが近づくと、枝移りをしてカラスに接近するものの、利口なカラスはさっと他の枝に逃げます。
その内、上の枝に止まっていたカラスは下の枝に止まっている佐助を目掛けて足で佐助の背中をキックして逃げた時、怒った佐助は猛然とそのカラスを追いかけます。カラスは逃げますが、しつこく追ってくる佐助にたまらず50mほど先の木まで逃げますが、もう1羽のカラスが今度は佐助を追って飛んで行きます。

佐助は追っているカラスと後ろから追ってくるカラスとの挟み撃ちに合い、気が散ってどうにもならない様子。
今度は追ってきたカラスを追うと、その後ろからこれまで追われていたカラスが佐助を追っていく。追われたカラスは身の安全を確保しようと逃げた時には必ず高い木の枝に逃げて止まります。

こうして佐助とハシブトカラスのペアーとの壮絶なバトルが始まり、道路沿いの木の前後50mほどを行ったり来たりで追っかけ合いの連続。
まるでイタチごっこのようにも見えますが・・・。しかし佐助の追いはまさに本気モードです。

カラスも営巣地のヒナを守る必要がありますから巣から100m以上も先まで逃げることはありません。その点では佐助を見失うほどに遠くまで飛んで行く心配はありませんが・・・。

私は佐助が飛んで移動するたびに佐助について走っていき、息切れ状態で大きな声で佐助を呼びますが、体を蹴られて怒った佐助は怒り心頭の様子。私が呼んでも全く意に介せずで、相変わらずカラスを追っています。
これらの一部始終は、まるで映画のカーチェイスを観ているようで・・・。

何往復もカラスを追っていて佐助にもようやく疲れが見えたようで、何回か呼んでいるうちにやっと私の手に戻ってきました。
手に戻った佐助はハァ、ハァと大きく口を開けて息をしています。カラスとの真剣勝負の追い駆けっこで相当体力を消耗したようです。

今の時期はカラスも育雛で相当に神経がいら立って狂暴になっているので、これ以上ここで飛ばすのは止めにして、影響のないところまで来て飛ばしました。
カラスのテリトリーとしてはおそらく営巣地から半径100m以内と思われます。
したがってこれ以上離れたところではカラスも狂暴になって攻撃してくることはないのではないでしょうか。

しかし、ハシブトカラスが怒った時の獰猛さを近くで見ると恐怖を感じて、私でもビビることがあります。
本気で人間を襲ったことを想像すると怖いものがあり、怒った時の顔、嘴を思うと自己防衛のために頭の防御と勢子棒が必要と感じることもあります。

これまでも佐助がカラスを追うことはありましたが、その動きを見ていると単に追い払うだけでしたが今回は本気モード。
狩りのシーズンには、一度だけ高い木の上から下の田んぼで何かを啄ばんでいるカラスを攻撃したことはありますが、やはりインプリントは怖いもの知らずなのか・・・?

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