兄ぃと呼ばれて

~セカンド・シーズン

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オオタカ・佐助の後を追ってフクロウが!

ここ数日は毎日暑い日が続き、特に先週は日本列島全体で真夏日を記録するなど5月とは思えない暑い日が続きました。

そんなことから最近では鷹を飛ばす時間は早朝の涼しい時間帯に飛ばしています。
先日も午前6時頃からオオタカ・佐助を団地下の谷津田で飛ばし終えて家に帰ろうとした時のことでした。
佐助を桜の木に止めて私が歩き出し100mほど先で呼ぼうとしていましたが、佐助は私の姿がどんどんと遠くなることに我慢できずに飛んできて私をスルーして杉林の中に止まりました。

私が農道から杉木立の中を見ると佐助が杉の木の枯れ枝に止まっていたため、暫く様子を見ていましたが異様な気配は全くありませんでした。
そして佐助を手に呼んだ時のことですが、佐助がこちらに向かって飛んでくると同時にその後ろから音もなくフクロウが佐助を追って飛んできたのです。

佐助が私の手に止まった後、フクロウは私の手前3mほどで上空に旋回して再び杉林の中に消えていきましたが、この林でフクロウを初めて見たためびっくりしました。

フクロウは大きさからして通常日本本土のどこにでもいる「ウラルオウル」と思われますが、それにしても見たのは一瞬でしたがあまりの白さにびっくり仰天。
一瞬、白メンフクロウかと見間違えるほど顔や胸が白く見えたからです。ただ、大きさや目がクリッと丸く見えましたから間違いなくウラルオウルだと思いますが、一瞬とは言え何しろ白く見えましたから・・・。

図鑑等で見る日本のフクロウ、ウラルオウルは羽が茶色系統で胸にも茶色っぽい縦腑がありますが、この時は全く気が付きませんでした。

このフクロウは夜中の間、この林で餌を探していたのかもしれませんが、佐助を追って飛んできたということは佐助を狙っていたのかもしれません。
ただ、フクロウがオオタカのような大きな鳥を餌として狙うことがあるのかどうか、フクロウのみが知るところですが、鷹匠仲間ではハヤブサがフクロウに襲われたという話を聞いたことがありますから今回もあながち狙っていたのではないかと思われます。

今回と同じようなフクロウを以前に一度だけ見たことがあります。
それはオオタカ佐助を調教していた時のことですが、調教初期段階で夜中に佐助を据えて「夜据え」をして団地の公園にいた時のことです。
私が公園の鉄棒に寄りかかり照明の前で据えていると、公園下の雑種地(休耕田)からフワァ~とフクロウが飛んできて公園のフェンスに止まりました。

その時の私との距離は5mほどの近さ。
フクロウも私がそこにいることにびっくりしていましたが、中々逃げようとしません。
この間5~7秒ほどの時間で、至近距離ではっきりとフクロウを観察しましたが、この時もやはり目がクリッとして丸く、顔が白く風切り羽も白メンフクロウの羽の色のように黄色味の掛かったような白さに感じたものです。

つくば市の「市の鳥」はフクロウ(ウラルオウル)。
このことからフクロウはどこにいても不思議ではないのですが、ただ、色があまりにも白かったので気に掛かっているのですが・・・。

オオタカ・佐助がハシブトカラスのペアーと壮絶バトル!

いつもは団地下の農道先の谷津田でオオタカ・佐助を飛ばしていますが、昨日は気温が夏日と暑かったため団地前の道路を渡り芝生畑の先の農林研究所周辺で飛ばしました。

ここは1年中ハシブトカラスが飛んでおり、この研究所周辺で私の知る限りでは通年2ペアーが営巣、テリトリーとしているようです。
しかし、営巣地が研究所敷地内の木の上と思われ、敷地周辺の道路からはどこで営巣しているのかは確認ができません。

毎年ハリスホークを飛ばしているとカラスのペアーが接近してきますが、そのペアーを無視して歩いていくと縄張りから外れたところでカラスは追ってくるのを諦めますが、研究所の反対側では別のペアーが新たに接近してきて縄張りから追い出そうとしてきます。

そして、この時期はカラスの繁殖時期と重なりますから、ハシブトカラスは特に神経質、加えてヒナを守ろうとして狂暴になっており、営巣地の範囲からハリスホークやオオタカに限らず侵入してきた猛禽類を追い出すためにペアーで攻めてきます。

昨日もオオタカ・佐助を研究所周辺で飛ばし始めると早速ハシブトカラスが大きな鳴き声を発しながら接近してきました。
その鳴き声を合図にしたかのように、直ぐにその後ろからもう1羽のカラスが接近してきました。

初めのうちは佐助が止まっている枝のその上の枝に止まって、下の佐助を威嚇しています。
そのうち私が先の方へ歩きながら佐助を呼ぶと、佐助が私の方へ飛んでくる後を追って威嚇してきます。カラスはオオタカ・佐助の後を追って飛んでくるものの、私の10mほど手前で上空に旋回して逃げます。

しかし私がさらに先に進んで歩いていくと、どうやらカラスの営巣地に近づいたようで・・・カラスは激高、怒りは頂点に達したようで頭部の羽を逆毛のように立てて、まるでクマタカが冠羽を立てて怒ったような形相で鳴きわめきます。

これまではカラスが近づくと、枝移りをしてカラスに接近するものの、利口なカラスはさっと他の枝に逃げます。
その内、上の枝に止まっていたカラスは下の枝に止まっている佐助を目掛けて足で佐助の背中をキックして逃げた時、怒った佐助は猛然とそのカラスを追いかけます。カラスは逃げますが、しつこく追ってくる佐助にたまらず50mほど先の木まで逃げますが、もう1羽のカラスが今度は佐助を追って飛んで行きます。

佐助は追っているカラスと後ろから追ってくるカラスとの挟み撃ちに合い、気が散ってどうにもならない様子。
今度は追ってきたカラスを追うと、その後ろからこれまで追われていたカラスが佐助を追っていく。追われたカラスは身の安全を確保しようと逃げた時には必ず高い木の枝に逃げて止まります。

こうして佐助とハシブトカラスのペアーとの壮絶なバトルが始まり、道路沿いの木の前後50mほどを行ったり来たりで追っかけ合いの連続。
まるでイタチごっこのようにも見えますが・・・。しかし佐助の追いはまさに本気モードです。

カラスも営巣地のヒナを守る必要がありますから巣から100m以上も先まで逃げることはありません。その点では佐助を見失うほどに遠くまで飛んで行く心配はありませんが・・・。

私は佐助が飛んで移動するたびに佐助について走っていき、息切れ状態で大きな声で佐助を呼びますが、体を蹴られて怒った佐助は怒り心頭の様子。私が呼んでも全く意に介せずで、相変わらずカラスを追っています。
これらの一部始終は、まるで映画のカーチェイスを観ているようで・・・。

何往復もカラスを追っていて佐助にもようやく疲れが見えたようで、何回か呼んでいるうちにやっと私の手に戻ってきました。
手に戻った佐助はハァ、ハァと大きく口を開けて息をしています。カラスとの真剣勝負の追い駆けっこで相当体力を消耗したようです。

今の時期はカラスも育雛で相当に神経がいら立って狂暴になっているので、これ以上ここで飛ばすのは止めにして、影響のないところまで来て飛ばしました。
カラスのテリトリーとしてはおそらく営巣地から半径100m以内と思われます。
したがってこれ以上離れたところではカラスも狂暴になって攻撃してくることはないのではないでしょうか。

しかし、ハシブトカラスが怒った時の獰猛さを近くで見ると恐怖を感じて、私でもビビることがあります。
本気で人間を襲ったことを想像すると怖いものがあり、怒った時の顔、嘴を思うと自己防衛のために頭の防御と勢子棒が必要と感じることもあります。

これまでも佐助がカラスを追うことはありましたが、その動きを見ていると単に追い払うだけでしたが今回は本気モード。
狩りのシーズンには、一度だけ高い木の上から下の田んぼで何かを啄ばんでいるカラスを攻撃したことはありますが、やはりインプリントは怖いもの知らずなのか・・・?

昨日、今日と連続でカマキリの赤ちゃん誕生!

冬場に鷹を飛ばしていて近くにあったカマキリの巣(卵)を取ってきて我が家の庭先の木に止めていたものが、昨日、今日と夏日のような気温のせいで一気に羽化しました。
また、昨年の秋に我が家の庭木に産み付けた卵からも順調にカマキリの赤ちゃんが羽化しました。

毎年カマキリの巣を取ってきていますが、今年も冬場に近くの雑種地(休耕田)でカマキリの巣を見つけて庭先のプランターや木に縛っておきました。
今年の春先は、平年より気温が低めと思っていましたが、早いものでは桜の花が終わるころに羽化したものもありますが、例年では5月に入ってからの羽化が標準でした。

そして今年も昨日庭先に出てみるとちょうどこれから羽化が始まるところでした。
カマキリの巣(卵)の隙間から1匹の幼虫が出てきたかと思えば次から次へと、また幾層にもなった巣の間からもどんどんと出てきます。

時刻は朝の7時30分頃。次から次へと出てきた幼虫はそれぞれが細い糸のようなものにぶら下がりながら巣の下にとどまります。
後から出てきた幼虫も次から次へと巣の下にぶら下がり、巣の下では大きなカマキリの幼虫の塊が出来ます。
これは、巣から出てきた瞬間から天敵に狙われるのを防ぐための本能としてのことではないかと思われます。
カマキリの羽化の瞬間

巣から出てきた幼虫は体長が3~4ミリほどの小さな体ですが、巣の下でぶら下がっているうちに体の皺が伸び、手足や触角も伸びて体がどんどんと大きくなり10~15分ほどで体長1cmほどのカマキリ本来の姿をした立派な幼虫になります。

こうして見事にカマキリの姿に成長した幼虫は、巣の下の幼虫の塊を抜け出して木の枝に移ってそれぞれが自分の生活に移行します。
見ているうちにジャンプして枝移りをしたり、下に生えている葉の上に飛び移ったりと自力での生活が始まります。

我が家の庭にはカナヘビが沢山いますから、ほとんどがカナヘビに食べられてしまうのではないかと思いますが、それでも夏に大きく成長したカマキリを見掛けると、よくここまで育ったものだと感動を得ることがあります。

今年もこの中から何匹かは大きく成長して、秋には我が家の庭の木に卵を産み付けてほしいものです。

我が家の周辺では、山藤の花やツツジが見頃を迎えて!

ちょうど1か月前は、桜の花や桃の花が咲き乱れ、春の到来を感じさせていましたが、今は新緑の葉が一斉に芽吹き、それと合わせて山藤の花やツツジがほぼ満開となり見頃を迎えています。

今年は桜の開花もそうでしたが、いつもの年よりは幾分遅めの感があり、今年のゴールデンウイークは天候にも恵まれて、藤の花で有名な亀戸天神、ツツジの花で有名な根津神社等は相当混雑を極めていたようです。

私も毎年この2か所の神社には妻とゴールデンウイークに出かけていましたが、毎年この頃には花の最盛期が終わっていたものでしたが、今年はゴールデンウイークの前半がちょうど見頃だったようです。

そして我が家の周辺では今がちょうど花の見頃となり、ほぼ毎日ハリスホークの宙ちゃんやオオタカの佐助を飛ばしながら藤の花やツツジを愛でて楽しんでいます。
ここ数日は毎日のように気温が高く、夏日になった日も多く今日も最高気温が25度を超えました。

このように毎日暑い日が続いているため、鷹の体調を考えて今は早朝の6時頃から飛ばしたり、午後は3時以降に飛ばしています。
1回に飛ばす時間は概ね1時間半から2時間くらい。散歩がてらに健康増進のためと思って老体に鞭を打って鷹とのふれあいを楽しんでいます。
満開の山藤の花

それにしても人工的に手入れされて藤棚に咲く藤の花もきれいですが、里山に自然と生えた山藤の花もまた乙なものです。
自然に生えた山藤の花の房は短いものの、大きな杉の木や斜面に生えた雑木類から垂れて咲く藤の花はバックが深緑や新緑な色合いなこともあり、薄紫色の花が余計に冴えて見えます。
またこの花の房が朝日にあたった時、夕日にあたった時には同じ花でもその表情に変化があり、また違った楽しみ方があるのではないでしょうか。

林は変わりますが、それにしても70歳を過ぎると市役所からは「国民健康保険高齢者受給者証」や「高齢者肺炎球菌予防接種予診票」が届いたりと年齢を感じさせることが続きます。
鷹を飛ばす時期もあと少し。来月には塒入りか。

今日でめでたく古希(満70歳)に!

60歳で定年退職をしたのがついこの間と思っていましたが、年月の過ぎるのが早いもので、もうあれから10年が過ぎ今日めでたく古希を迎えました・・・?
70歳はまだ大分先と他人事のように思っていましたが、やはり歳の取ることの早いこと・・・。

歳を取るとそれだけお爺さんになるため、なるべく歳は取りたくないものですが、こればかりはどうにもなりません。
ただ、私よりも若い人が先にこの世を去った話を聞くと、こうして歳を取ることも元気な証拠として喜ばなくてはなりません。

5月には職場のOB会、県人会等の総会があり、毎年出席させて頂いていますが、そこでも先輩や私より年の若い後輩の物故者名簿を見る時、健康で、そして元気で総会に出席できることに感謝をしなければなりません。

猟期をとっくに過ぎた今でも、ほぼ毎日のように鷹を飛ばしてふれあいを楽しみながら散歩が出来るのも、健康の賜物だと思っております。
今年は5月末には塒入りをさせてやりたいと思っていますのでそれまでは・・・。

この歳になると、私の回りにも元気だと言いながらも膝が痛い、腰が痛い、腕が痛くて上がらない・・・といった話をご近所の方や鷹匠仲間から聞きますが、その点では私はとりあえず特段に体の痛いところもありませんので丈夫な部類に入るのかもしれません。

こう思うと、鷹を手に据えて散歩をしながら、時には「渡り」をして鷹とのふれあいを楽しんでいることが「元気の源」かもしれません。

これまでの健康に感謝をしつつ、これからも健康でいられるように願いつつ、可能な限り「鷹とのふれあい」を楽しもうと思っています。

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